ヤンゴンの基本情報
ヤンゴンは開発途上国ミャンマー最大の都市で、2006年までミャンマーの首都機能を持つ都市でした(旧首都)。
その為ヤンゴンは現在も都市人口が多く、ミャンマーの経済の中心地となっています。
日本との時差は-2時間半(日本の方が早い)。
現地の気温や旅行に最適な時期
1月から5月にかけて気温が高くなり、4月から5月の間は40度を超える日もあります。
そして雨季があり6月上旬から10月上旬までほとんど毎日雨が降ります。
旅行の際は10月下旬から3月上旬の間をオススメします。
治安や物価、生活環境
温厚な国民性で治安はそこまで悪くなく夜も出歩けるほどですが、バスやタクシーに乗る際や、人が多い場所ではスリやぼったくりに、夜は野犬に注意が必要です(かまれると狂犬病になる可能性大)。
物価はとても安いです。3泊4日ほどなら、ホテル代を合わせて10万円も使わないくらいでしょう。
街中でのネット環境は不便なところも少なくないので、空港でツーリストsimを購入すると安心です。
そして当然ながら水道水は飲めません。絶対に飲んではダメ、ミネラルウォーターを買うように!
こまめに手は洗った方が良いです。
日本の常識やマナーは通用しない為、郷に入っては郷に従うといったつもりで過ごしましょう。
それではヤンゴンの観光名所をご紹介します。
①Shwedagon Pagoda(シュウェダゴン・パゴダ)
高さ約100メートル、黄金に輝く仏塔シュウェダゴンパゴダ。
仏教徒の聖地とも言われていますが、仏教徒のみならず外国人観光客に大人気のスポットです。
仏塔の上部には7000個近いルビーやエメラルドなどの宝石がちりばめられており、最上部には76カラットのダイヤモンドが埋め込まれています。これらは全て仏教徒による寄付からなるもので、中でもこのダイヤモンド一つで100億円以上するのだとか。
入館する際はヒザより下のズボン又はスカートで、靴とくつしたを脱いで、裸足で参拝します。
同時に水とウェットシートも付いてきます。
八曜日と言って生まれた曜日によって神様がいて、水曜日は午前と午後で分かれています。
・日曜日は鳥(ガルーダ)
・月曜日は虎(ジャア)
・火曜日はライオン(チェンティ)
・水曜日の午前は牙のある像(スィーン)
・水曜日の午後は牙のない像(ヤフー)
・木曜日はネズミ(チュエ)
・金曜日はモグラ(プー)
・土曜日は竜(ナーガ)
それぞれの仏像へ自分の年齢の数水をかけます。
ミャンマー流の拝み方があるのでチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
他にも東西南北から入口があり、お土産屋さんもあるので要チェックです。
☞shwedagon pagoda(シュウェダゴンパゴダ)の基本情報
【アクセス】市街中心地から車で10分~15分ほど。タクシー利用で2000チャットほど(約140~150円)
【拝観料】10000チャット(約750円~800円)
【営業時間】4:00から22:00まで(夜間はライトアップもあり。)
②Sule Pagoda(スーレー・パゴダ)
ヤンゴン市街中心部にある、高さ約46メートルの仏塔。
一般的にパゴダはまるい形をしていますが、この仏塔は唯一八角形の形をしています。
シュウェダゴンパゴダよりは小さいものの、ロープで繋がった船で金を神様に届けるなど、他のパゴダとは違った体験ができます。
こちらもウェットシート付き。
また寺院の周辺はグルっと道路が敷かれているので、渡るときは注意が必要です。
歩いて行ける距離に色々なお店や公園があるので、時間を効率よく使えます。
⁑注意⁑ たまに話しかけてくるお坊さんがいますが、高確率で詐欺師なのでフルシカトでOK。
☞Sule Pagoda(スーレー・パゴダ)の基本情報
【アクセス】市街地のド真ん中。宿によっては歩いて行けます。
【拝観料】5000チャット(約400円)
【営業時間】6:00∼20:00
③Maha Bandoola Garden(マハ・バンドゥーラ公園)
スーレー・パゴダの隣にある公園。
イギリスからの独立を記念して建てられた独立記念塔があり、休日になると市民の憩いの場となっています。
地元の雰囲気を感じられるため、休憩をとられてみてはいかがでしょうか?
☞Maha Bandoola Garden(マハ・バンドゥーラ公園)の基本情報
【アクセス】市街中心部。スーレー・パゴダと合わせて行くことをオススメします。
【入園料】無料
【営業時間】5:00∼22:00
④26th Street Market(26thストリートの市場)
生鮮食品が端から端まで 並ぶ市場。
毎朝地元の人たちで賑わっていて、通りの両端と真ん中に商品を置くスタイル。
朝に行くと、人も多いのでこの通りを渡るのに結構時間がかかります。昼過ぎごろは比較的空いているような気がします。
果物がおいしい。特にマンゴーやパイナップル。夜も20時ごろまでやっています。
⑤China Town(中華街)
スーレー・パゴダ から西に行くと、中華街が広がっています。
中華系ミャンマー人が多く、金などのジュエリーショップが軒を連ねています。
他にも屋台やゲストハウスが多数点在。バックパッカーも多く、色んな国の人たちと繋がれることも。
個人的には19thストリートの付近をオススメします(特に夜)。
⑥Bogyoke Aung San Market(ボージョー・アウンサン・マーケット)
シュウェダゴンパゴダと並ぶくらい人気のある、ヤンゴン最大の市場。観光客もいっぱいです。
元々は大きな駅として使われていたとか。
民族衣装の生地をはじめ、様々なお土産屋さんや食堂まであります。
観光客向けの価格なので少々高めですが、交渉次第でまけてもらえることも。
日本人の方が経営するお土産屋さんもあります。
⁑注意⁑ 日本語を話せる子供たちがいますが、とてもしつこいので注意。
☞Bogyoke Aung San Market(ボージョー・アウンサン・マーケット)の基本情報
【アクセス】市街中心地から車でで5~10分ほど。タクシー利用で1200∼1500チャットほど(約90∼120円)。
【入館料】無料(トイレは1回50チャット)。
【営業時間】9:00∼17:00
【定休日】ミャンマーの祝日、月曜日(事前にしらべておくことをオススメします。)
⑦Yangon Central Railway Station(ヤンゴン・セントラル駅)
ヤンゴンを走る列車の拠点となる中央駅。
ヤンゴン市内を約3時間かけてのんびりと一周し、色んな視点から街を眺めることが出来ます。
東京の山手線のように、初めに乗った駅に戻ってこれますし、気になった駅で一度下車しても問題ありません。
日本で使われていた車両が数多くあり、どこか懐かしく感じられます。
⁑注意⁑ 人が多いときはスリに注意してください。
☞Yangon Central Railway Station(ヤンゴン・セントラル駅)の基本情報
【アクセス】スーレー・パゴダから徒歩で10∼15分。
【乗車料金】200チャット(約15円)。
【営業時間】大体5:00∼22:00(土日祝で変化あり)。
⑧Botahtaung Pagoda(ボーダタウン・パゴダ)
こちらのパゴダは市街中心部から少し離れた、ヤンゴン川に近い場所にあります。
歴史は2500年以上前と古く、黄金に輝く内装がまるで異空間のような寺院 。
金がふんだんに使用されているので、金運が上がりそうです。
また知名度は低めなので、比較的に観光客が少ない穴場と言えるでしょう。
同じく水とウェットシート付き。
☞Botahtaung Pagoda(ボーダタウン・パゴダ)の基本情報
【アクセス】市街中心地から車で15分∼20分ほど。タクシー利用で2200~2500チャット(約170~190円)。
【拝観料】6000チャット(約480円ほど)。
【拝観時間】6:30~21:00
⑨Kantawgyi Lake(カンドージー湖)
現地のカップルのデートスポットで、遠くからシュウェダゴンパゴダを眺めることが出来ます。
この大きな船のようなものはカラウェイ・パレスという水上レストランで、ミャンマービールのロゴマークに使用されています。
周辺にはホテルや公園、動物園などがあります。
夕日に照らされたシュウェダゴンパゴダはオススメです。
☞Kantawgyi Lake(カンドージー湖)の基本情報
【アクセス】シュウェダゴンパゴダから徒歩10分∼15分
【入場料】無料(一部有料施設あり)。
【営業時間】24時間(一部閉門あり)。
⑩Chauck Htat Gyi Pagoda(チャウタッヂー・パゴダ)
全長約70メートル、高さ約17メートルの寝釈迦仏(涅槃像)が祀られる寺院。
建物のつくりはやや簡素ですが、この仏像のキレイさと大きさには驚きます。
館内の壁の上側をぐるりと仏陀の歴史が絵画として描かれていたり、寝釈迦仏の全体を撮影できる高台もあります。
小さいですがお土産屋さんもあります。
☞Chauck Htat Gyi Pagoda(チャウタッヂー・パゴダ)の基本情報
【アクセス】市街中心地からタクシーで15分ほど(2000~2200チャット(約140~160円)
【拝観料】無料
【営業時間】5:00~21:00
⑪National Museum(国立博物館)
ミャンマー最大の5階建の博物館で、歴史的な遺品などがたくさん展示してあります。
建物の規模は小さめですが、キレイで見どころ満載です。
また日本語音声ガイドの貸し出しもあるので見学しやすいです。
個人的には民族に関する歴史が好きです。
☞National Museum(国立博物館)の基本情報
【アクセス】市街中心地からタクシーで20分ほど(2200~2500チャット(約160~180円ほど))。
【入館料】5000チャット(約400円ほど)
【営業時間】9:30~16:30
⑫Inya Lake(インヤー湖)
ヤンゴン最大の湖。
周囲は人が多く集まり、近くには大型ショッピングモールや、レストランが多数あります。
またミャンマートップクラスのヤンゴン大学もあります。
夕方に景色を眺めたり、夕食もこの付近で選ぶといいでしょう。
⑬Yayway Japanese Cemetery(イエイウェイ日本人墓地・平和記念碑)
1941年~1945年の大東亜戦争のビルマ戦線の戦没者墓地。歴史を感じます。
当時ビルマ戦線において19万名もの日本軍兵士が亡くなりました。
ミャンマー人の方の管理が行き届いており、とてもキレイに管理されています。
空港へ向かう前に、先人の方々のお墓参りに行ってみてはいかがでしょうか?
☞⑬Yayway Japanese Cemetery(イエイウェイ日本人墓地・平和記念碑)の基本情報
【アクセス】ヤンゴン国際空港から車で20分ほど。タクシー利用で2500チャット(約190円)
【入場料】無料
【営業時間】6:00~18:00
最後に
近年、民主化に伴い経済発展が著しいミャンマー。
ミャンマー政府による観光ビザの免除制度が2020年9月まで延長された事で、気軽に旅行に来ることが出来ます。
先進国では体験することのできないことばかりで、世界観も変わるはずです。
現在はコロナウイルスの影響で旅行ができない状況ですが、世界が元に戻った後、そして発展がさらに進む前に一度ご自身の目や体で、ミャンマーという国を感じて頂けたらなと思います。
この記事があなたの役に立てば嬉しいです。